2007年4月22日日曜日

青山時代の岡本太郎


川崎市岡本太郎美術館にて(4月21日ー7月1日)1954年~1970年 現代芸術研究所から太陽の塔まで、前衛芸術運動の展覧会が開催されています。4月20日に内覧会およびレセプションが行われ、出席させて頂きました。1956~57年頃に岡本太郎氏が主宰されておりました芸術運動活動で作られたテキスタイルで、銀座松屋デパートに出品された多賀谷伊徳のスカーフも(写真中段右側)飾られておりました。終了後、瀬木真一さんや末松正樹さんのお嬢さんで作家の長倉茉利さん達と向ヶ丘遊園駅前の居酒屋で、故人の昔話に花が咲きました。

2007年4月19日木曜日

油壺湾


財団法人かながわトラストみどり財団三浦半島地区推進協議会会報Vol.24平成19年度3月31日発行の表紙を担当させていただき、油壺湾の風景画を掲載しました。黒の油性ボールペンで線画を描いてからアクリルガッシュを水で溶いて水彩風にしています。会報のタイトルが「みどりのまち」なので、出来るだけ爽やかに仕上げてみました。


3月末に筑前姫窯にて磁器の制作を行った。窯場へ行く途中の小学校裏手にある桜は満開で、ただし、小学校は春休中で誰も見る人は居ず、しばし自転車を止めてたった1人の観桜会であった。桜はあまり描かないのだけれど、と言うより自信が無かったが、描き始めると割とスンナリ描けてしまった。桜がパワーをくれたのでしょうね。(写真は素焼き上に描いた段階)


池田勇人の「国民所得倍増計画」の生みの親であり、またそれを実現した大蔵省出身のエコノミスト下村治は晩年「日本は江戸時代のような姿になるのがいい。文化とか芸術とか教養に力を入れる時代になるべきだ」と言っている。2007年の今日、一見文化や芸術は振興されているようにも見えるが、芸術家の今は多難である。将来、芸術家が日本で尊敬される職業になるよう、一歩一歩努力を重ねて行きたい。